節電のポイント

2011年、関西電力は検査中の原子力発電所が停止したまま夏を迎える為、15％程度の節電を呼びかけています。 ここではそれを踏まえ、無理のない節電をご紹介します。電気料を下げる事にもなるので是非やってみて下さい。

■ エアコン温度を少し上げる
よく言われるのがエアコンの設定温度を少し上げる事です。 室内と室外の気温差が激しいと体調を崩す原因にもなりますし、いつもより1度でもいいので設定温度を上げると節電になります。

■ 室外機を日陰に
クーラーは室内の熱を室外に運び冷却しています。室外機はその熱を放熱する役目があり、室外機が冷えるほど冷房効果は上がります。 夏場の日中は特に日差しが強い為、室外機に屋根を作る、すだれを立てかけるなどで日陰に入れるとより室内が冷えやすくなります。 ファンの送風が妨げられると逆効果になるので注意して下さい。

■ 電気ポットを使わない
電気ポットは意外に結構な電力を使います。エアコンが冷房より暖房の方が消費電力が高いように、電化製品は「あたためるもの」は総じて消費電力が高いです。 電気ポットが無いと不便と思われるかも知れませんが、特に夏場の場合ではお茶やコーヒー、インスタントラーメンに使う程度の量のお湯であればそれほど待たずに沸かす事が出来ます。 先にお湯を沸かす用意をしてから、お茶の用意などをしている間に沸くほどですので、一度試してみて下さい。 給湯器がガスの場合はそれを活用するのもいいですね。

■ 炊飯器のコンセントを抜く
同じく温めるものなので結構な電力を使います。ごはんが炊けたらすぐにコンセントを抜きます。 コンセントを抜いてしまうと当然ごはんは冷えるので、食べる分だけ都度電子レンジなどで温めます。 これは使い方にもよるので一概には言えないのですが、温め続ける炊飯器よりも少し電子レンジを使う方が消費電力は少なくなります。

■ 温水便座は使う時だけ電源を入れる
温水便座は便座、温水共に温め続けるのでそこそこ電力を使います。 特に夏場の場合、便座やシャワーが暖かい必要はないので、電源を切っておき使う時だけ電源を入れると節電になります。

■ テレビの明るさを下げる
テレビは買ってきたままの場合、とても明るい状態に設定されています。 これも明るさを下げることで節電になります。

■ 脱衣所の電気を消す
お風呂に入っている時に脱衣所の電気を付けたままにしていませんか？ 脱衣所の電気は消すようにしてみて下さい。 脱衣所の電気が付いている事がお風呂に入っているサインなどの場合でも、扉に入浴中の札を付けるなどにしてみてはどうでしょうか。

■ ホットプレートの代わりに
それほど多くの出番があるわけではないかも知れませんが、もしホットプレートを使う機会があるなら卓上コンロとフライパンで代用してみてはどうでしょうか。

■ 白熱電球をLED電球や電球型蛍光灯に替える
色々なメディアでも紹介されているのでご存知の方も多いでしょうが、電球は、白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球の順で白熱電球が最も消費電力が高いので、今使っている白熱電球をLED電球などに替えることで節電できます。 実際に使ってみると特性が違う為、暗く感じるので1つ試しに使ってみる程度でやってみて下さい。 以前と比べLED電球は随分と安くなったので買いやすくなっています。 わざわざ買い換えるのも勿体無いと思われるかも知れませんが、白熱電球はいずれ切れる物ですし、LED電球を1つ取り付け、外したものを予備として置いておくのはどうでしょうか。
また、LED電球の選び方　で詳しく解説していますので合わせてご覧下さい。

いかがでしたか。それぞれが特別な出費も無く、むしろ節電により電気料が下がる事ばかりです。 ご家庭でも職場でも電気料が下がって悪い事はありません。 まずは自分で出来る事から始めてみてはどうでしょうか。