東海道五十三次は今も多くの方が通る、訪れる場所です。 徒歩や自転車、バイクや車などで東京〜京都間を走破する方も多いようです。 ここでは石部宿のある湖南市内の東海道を端から端まで、できる限り細かく迷わず通れるようにご案内します。 東から西に進むものとしています。
東海道は甲賀市水口町泉で国道一号線と重なり、分からなくなってしまいます。 現在の道では一度国道一号線と合流し、野洲川に架かる横田橋を超えてから再び東海道に戻ります。 徒歩や自転車の場合は旧東海道が国道一号線と交わる交差点(ベイシア・カインズ前の信号)を渡ってから西に向かい、橋を渡ります。 国道一号線と横田橋は片側にしか歩道が無い為です。バイクや車の場合、左側の側道に進み橋を渡ります。
国道一号線を来た場合は、横田橋を渡り1つ目の信号を右折して下さい。 歩道で横田橋を渡った場合は、橋を降りて突き当りを左折して下さい。 すぐに三雲駅前に着きますので、三雲駅手前の交差点が東海道になるので、右折で西に向かうことになります。
実は横田橋を渡る道は本来のルートではありません。
当時は大きな川を渡る為には「船渡し」と呼ばれる渡し船が一般的で、ここ野洲川でも同じく船渡し(ここでは横田の渡しと呼ばれる)によって東海道を繋いでいました。
水量の少ない時期は土橋が使われていましたが、それ以外では船で川を渡り、その船渡しの灯台として湖南市三雲と甲賀市水口町泉にある常夜灯が設置されていたのです。
湖南市三雲の常夜灯
また、水口町泉の常夜灯は東海道五十三次に存在する物の中で最も大きい物です。
ですので、東海道を完全走破するのでしたら、三雲駅前の交差点から東へ向かい、常夜灯まで戻るのが正解になります。
三雲駅から来た場合は左手にあるのですが、バイクや車などの場合見逃してしまいます。
常夜灯の真向かいには踏切があるので、右手の踏切を目印にする方が良いでしょう。
三雲駅から常夜灯まではずっと民家が並び、常夜灯を越えてしまうと右手に線路、左手には点々と民家などがありますが、そこまで行くと行きすぎです。
残念ながら現在は桟橋などは残っておらず、それらしき道が河川敷を通っているのみです。 ただ、それの名残か昭和初期までは屋根付きの回遊船を所有している方もおられたようです。
常夜灯や三雲駅前から石部までの間は曲がるところもないので迷うことはあまりありません。 写真1の場所は道なりに進むと川沿いに行ってしまいますが、今は白線があるのでそれに沿うように進み、小さな橋を渡ります。
写真1
写真2の場所は踏み切りを渡るところが県道と交わりますが、踏み切りを超えてすぐ右折して下さい。 街並みは当時の主要道らしく、民家や商店が延々と続いています。
写真2
写真2の場所から10分ほど歩くと、写真3のトンネルに着きます。 このトンネルの上は土手の上を流れる天井川(大沙川)になっていて、普段は水の流れはほとんどなく干上がっているのですが、大雨の日には水が流れ、トンネル内にも水がしたたり落ちます。
トンネル手前右手に東海道ウォークの休憩所、トンネル上に弘法杉があります。 このトンネルをくぐると左手に上に登る道があります。
写真4が弘法杉です。樹齢750年を超えるこの杉の木は、弘法大師が食事の際に使った箸を刺したものが成長したという言い伝えから弘法杉と呼ばれています。
手前には小さな社が建てられ、弘法大師の銅像がまつられています。
弘法大師像
写真3
写真4
天井川の上を山の方に進むと三雲城址と八丈岩があります。
弘法杉から徒歩で往復1時間ほど、車の場合トンネル横に公園があり、そこを左折し、往復で30分ほどになります。
崩れそうで崩れない巨石八丈岩と歴史ロマン漂う三雲城址や古井戸は必見です。
詳しくは 三雲城址と八丈岩 をご覧下さい。
古井戸
八丈岩
大沙川からしばらく進むと二つ目の天井川(由良谷川)があり、トンネル手前を右に行くと上への登り道があります。 大沙川と同じく、普段は水の流れはありません。
天井川(由良谷川)
天井川の上から見た東海道
由良谷川をくぐり少し進むと針休憩所があり、小さいですが公衆トイレもあります。 ここから宿場まではしばらくかかり、途中に小さな休憩所(柑子袋)はありますが、団体の場合は吉姫公園(あけぼの公園)まで行くと良いでしょう。 (柑子袋休憩所から公園まではすぐ)
針休憩所
柑子袋休憩所
針休憩所と柑子袋休憩所の丁度中間辺りからうつくし松に行けます。
うつくし松は松の中でも特殊な成長をしているため、国の天然記念物に指定されています。
東海道からは徒歩で片道15分ほどになります。
詳しくは うつくし松 をご覧下さい。
県道119号線石部東の信号を越えたところからが石部宿場になります。
詳しくは 東海道五十三次石部宿 をご覧下さい。
また、雨山文化運動公園内の宿場の里では入場するとパンフレットの他に下記の「石部宿町並図」が貰えます。(2011年現在)
地図には一軒一軒の店などが書かれているので、事前に貰っておくと面白いかもしれません。
宿場を抜けてからしばらく進むと川沿いを歩くことになります。 何回か小さな橋を渡りますが、川に沿って西に進みます。 しばらく進むと右手に踏み切りがあるので、踏み切りは渡らず、今度は線路沿いを歩きます。 道なりに歩き、線路からも離れるとすぐに名神高速道路の下をくぐります。 ここが湖南市と栗東市の境です。 お疲れ様でした!
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