動画を撮る

実はほとんどの人が「動画撮影」を活かすことができます。
スポーツや釣りなどのほか動きのある遊び、楽器の演奏などなどで、 「自分のフォーム」を確認する事ができます。
また、作業内容を撮影し「動画記録」を残すといった使い方もあとから確認できますのでとても便利です。
そして現在では多くの人が携帯電話やスマートフォンを常に持っているので、 いつでもどこでも気軽に「動画撮影」ができます。

これまでは動画の撮影と言えば家庭用ビデオカメラでお子様や行事を撮ることが主な使われ方でした。
ビデオカメラを日常的に持ち歩く人はほとんどいないので、 生活上の便利な使い方をする機会というのは全くと言っていいほどありませんでした。
今は多くの人が携帯電話やスマートフォンを持ち歩いていますし、 それに内蔵されている動画撮影機能はビデオカメラほど高画質ではありませんが、 記録を残す程度の画質であれば十分ですし、 常に持ち歩いているからこそ便利に活用できると言えます。

スポーツにおいて自分のフォームを確認する事はとても有意義です。
例えば野球の投球フォームなどは、自分ではどんな投げ方をしているのか分からないので、 撮影した物を見れるとすごく参考になります。
また、チェロなどの楽器も自分がどんなフォームで弾いているかを確認し、比較する事もできます。
これまでそういった使い方を全くしてこなかったのであれば、なかなか有意義な使い方を発見する事は難しいかもしれません。
しかしあなたの日常生活において便利な使い道はきっとたくさんあるはずです。
まず、「動画撮影できる物を持っている」ということを覚えておき、 すこしずつでも使う機会が増えれば、より多くの場面で活用できるようになるはずです。

撮った動画を写真と組み合わせて編集される方も多くなりました。
結婚式で流す動画や、学校やクラブ、サークルの活動などをまとめたDVDビデオの作成などです。
動画や写真を編集してDVDビデオにするもご覧下さい。


スマートフォンなどで動画を撮影してその場で見るだけであればパソコンの出番はありません。
しかし、長時間の動画や多くの動画を撮影するようになるとパソコンを活用していく事になります。
・ たくさんの動画の保存や管理
・ 長時間の動画の編集
これらは携帯電話やスマートフォンだけではやりにくいので、パソコンを使ってより便利に活用していきます。
また、屋内で動画撮影するのであればパソコンで撮ることもでき、 スマートフォンなどと比べると遥かに高画質で長時間録画することもできる上、 そのまま編集や保存、管理もできます。
パソコンで動画撮影で必要な物や基礎を説明しているのでご覧下さい。

 動画を撮ろう!
携帯電話やスマートフォンを使って動画撮影をする場合、 できればやっておきたいのが、microSDカードと呼ばれるフラッシュメモリカードを使うことです。
スマートフォンなどはこのmicroSDカードを挿入できるようになっていて、 そこに撮影した動画や写真などを保存できるようになっています。
microSDカードを使う主なメリットは、本体内蔵メモリよりも遥かに大きな記憶容量があることですが、 取り外して直接パソコンに取り付け、データ移動できることも大きなメリットです。
このmicroSDカードは記憶容量の小さい物(それでも本体内蔵メモリよりもはるかに大きい)であれば数百円で購入できます。
また、パソコンに保存する時にメモリカードリーダーを使う場合もあります。
これも商品によっては数百円で購入できるので、一緒に購入される事をおすすめします。
microSDカードを取り付けたら、動画撮影の設定でmicroSDに保存するように変更しておいて下さい。
携帯電話例(F-08B): カメラボタン → MENU → 切替 → 動画撮影 → 動画/録音詳細設定 → 保存先をmicroSDに
スマートフォン例(IS03): 標準でmicroSDに保存されます

用意ができたら携帯電話やスマートフォンを使って試しに動画を撮影してみて下さい。
使い方を覚えるだけなので、風景などを数秒撮るだけで十分です。
撮影方法などはその機種の説明書などを参考にして下さい。

 パソコンに保存しよう!
携帯電話やスマートフォンで撮影した動画や写真をパソコンに保存する方法は
・ ケーブルで接続する
・ microSDをパソコンに挿す
の二点が主な方法です。
一般的にはケーブルで接続する方法が良く使われているようですが、 今回はmicroSDをパソコンに挿して保存する方法でやってみましょう。
ケーブルで接続する場合は機種依存の操作が必要になりますが、 microSDをパソコンに挿す方法であれば機種は関係なく、 全て同じ方法でできるので、今後携帯電話を買い替えた場合でも同じ操作でできます。

それではパソコンに保存してみましょう。
携帯電話などに取り付けたmicroSDを外し、一緒に購入したメモリカードリーダーに挿し、 それをパソコンのUSB端子に取り付けます。
しばらくすると
microSDの動画を開く
このようなウィンドウが出てくるので、「フォルダを開いてファイルを表示する」を選びOKボタンを押します。
先ほど取り付けたmicroSDの内容が表示されます。
撮影した動画がある場所は下記のようになっています。

携帯電話例(F-08B): SD_VIDEO → PRL001
スマートフォン例(IS03): movie

「コンピューター」から開いていく場合は該当する「リムーバブルメディア」を開くと上記のようになります。

多くの場合はこの例に照らし合わせると大体同じ場所に保存されているのですが、 そうではない場合や今後大きな変更があった場合に全く違う場所に保存される事があるかもしれません。
その場合は動画を「*.3GP」で検索すれば見つけることができるでしょう。
動画形式が違う場合でもその形式で検索すれば見つけられます。

見つかった動画ファイルをムービーフォルダや任意の場所にコピーします。
ファイルを右クリックし、「コピー」を選び、保存したい場所を開き、右クリックから「貼り付け」などで保存できます。
この時にファイル名を変更しておくといいでしょう。
例えば、20130108スノーボード などのようにするとあとから探すのも簡単です。

こうして保存した動画はパソコンで見れるものと見れないものがあります。
これはその動画の形式によって変わり、 現在の携帯ムービーにおける主流は3GPと呼ばれる形式なのですが、 それ自体でさえもいくつもの種類があります。
多くの場合は携帯電話の動画は標準では見れず、 Androidスマートフォンの動画は標準で見れる、というようになっています。
パソコンでは保存しかしない、という場合でも映像の確認ができる方が間違いなく便利ですので、 どんなパソコンでも保存した動画を再生できるようにしておきたいところです。

このような見れない動画を見る方法は
1. パソコン自体をその動画を見れるようにする
2. どんなパソコンでも見れる動画に変換する
の二点が主な方法です。
本来は1の方法が正解ではあるのですが、 とかくファイル形式は常々新しいものや流行の形式などが使われる事が多く、 毎回それに対応させるのは煩わしくなります。
2. の方法であれば今後パソコンが変わった場合などでも再生する事が可能です。

動画を変換するには動画変換のソフトを使います。
こういったソフトはベクターなどからダウンロードできるフリーウェアや、 市販のソフトを使います。
自分が使っている携帯電話やスマートフォンで撮影した動画が変換できる事が確認できるものが理想的なので、 フリーフェアのほか、体験版などで動作確認できるものを選ぶと良いでしょう。

そういったソフトを持っている、買った場合のコツについてお話しします。
先ほども述べたように、動画の形式はたくさんあります。
その中で変換するのであればおすすめの形式は
・ mpeg
・ H.264
・ wmv
などです。
これらは特殊な形式ではなく(wmvを除き)、動画形式として策定されたものであるため、 将来的にパソコンやその他の機器において再生できる可能性が高いからです。
また、wmvについてはマイクロソフト独自の特殊形式ではあるのですが、 これは今後Windows(バージョンが変わろうとも)を使っていくのであれば再生できる可能性は高くなります。
それ以外でMacなどのApple製品を多く使う方であればmovやmp4などの形式もおすすめです。

こうして変換した動画は元の動画よりも画質が落ちる事があります。
設定により少なからず回避できる事もあるのですが、 元の動画ファイルは変換した物と一緒に保存しておくのがおすすめです。