さまざまな印刷

印刷と言えば用紙やハガキ・年賀状、写真などですが、 それ以外にもさまざまな印刷や印刷機器があります。
個人はもちろんですが、法人でも社内で活用するシーンを多く見かけるようになりました。
ここではどのような物をどのような場面で活用されているのかご紹介します。


ほとんどの方が活用できるのがTシャツや服への印刷です。
以前から絵や写真の書かれた「転写シート」が販売されていましたが、 現在では転写シートに自分の好きな画像や写真などを印刷して、 Tシャツなどに転写できます。
良く活用されている場面としては
・ お店のスタッフ用のオリジナルTシャツ
・ イベントなどののぼり
・ 腕章
・ サークルなどのオリジナルTシャツ
などがありますが、一個人でも服やカバンなどに使われている方も多いようです。
他にも、場所にもよりますが穴が空いた部分を隠す事もできます。
袖や胸元、裾あたりであれば小さな画像やロゴなどを入れる事でセンス良く直すことも可能です。

転写シートは専用の用紙に印刷し、服にアイロンをかけるだけなので、 誰でも簡単にできます。
プリンターはインクジェットでもレーザーでも可能で、 それぞれの転写シートが販売されています。

外部リンク : サンワサプライ アイロン転写紙


CD・DVD・厚紙やプラ素材、アルミ板など

CD・DVDメディアが一般的になった頃からそれらへの印刷が可能なプリンターが販売されるようになりました。
これは用紙送り部分を水平にすることで可能となり、 同じ理由で厚紙への印刷も可能になりました。
そういった機種では印刷素材にある程度厚みがあっても印刷可能なので、 アクリル板やアルミ板などへの印刷も不可能ではありません。
試しにアクリル板に印刷してみたところ、 テストに使ったプリンターでは問題なく印刷できました。
ただし、印刷面にはインクが乗るだけなので、 クリアシートやクリアスプレーなどで保護する必要があります。

アクリル板やアルミ板に印刷ができるのであれば、 多くの場面で活用することができます。


印刷物への印刷

「必要事項を記入して提出」するような書類への印刷方法です。
1枚だけであれば手書きで書く方が速いのですが、 今後何回も同じ書類を書かなくてはいけない場合、 その元となる印刷物をパソコンに取り込み、 そのデータに入力していくと随分手間が省けます。
例えば、「住所」や「氏名」などは一度入力してしまえば今後入力する必要はないですし、 同じような項目などをたくさん入力しなければいけない場合も、 コピー&ペーストすれば手間が省けます。

最も簡単な方法は、
・ 元の書類をスキャンし、パソコンに取り込む
・ 取り込んだ画像をワードやエクセルなどに貼り付ける
・ 入力が必要な項目の上にテキストボックスを配置し、必要事項を入力する

こうして作ったデータをテンプレートとして残し、 今後印刷する時はそのテンプレートへデータを入力し印刷します。
必要であれば入力したデータは「名前をつけて保存」します。

従来であれば「日報」などは印刷してからそこに手書きしていたものですが、 入力してから印刷する形になります。
印刷する必要がなければ経費の節約にもなりますし、 何より同じことを毎回書かずに済むところがこの方法の良いところです。


プリンターの中にはカッティングマシンと呼ばれる物もあり、 ステッカーなどを手軽に作ることが出来ます。
良く見かける物は
・ お店の手作り看板
・ 車のステッカー
などが多く、見た目にこだわる場合にテプラなどの変わりに使う方もいるようです。

カッティングマシンが必要になりますが、 以前ほど高価ではなく、お店の必要経費としては比較的安価ですし、 サークルなどでもみんなで出し合えば購入できる価格ではないでしょうか。

お店の場合、大きな看板そのものを作る方もいますが、 一部の加筆や修正などに活用しやすくなっています。
例えば、営業時間や定休日などが変わった場合に、その部分のみカッティングするというような使い方です。
セール品の販売などの一時的に使う場合にも有効です。

個人やサークルの場合、車やバイクに貼るステッカーや立て看板などに使われるのを目にします。
個人で活用する場面としては、掛札やポストなどで使う文字をカッティングする機会が多いのではないでしょうか。
その他にもオリジナルのキーホルダーや手作り品の文字やロゴにも活用できます。
フリーマーケットでの立て・掛け看板などもいいですね。
サークルでもイベントなどで発表する時にこのような立て看板があると、サークル名も覚えてもらいやすいし良いですね。


ここ近年(2013年4月)では3Dプリンターが価格が下がってきている事もあって注目される機会が増えています。
3Dプリンターは3Dとあるように、立体物の印刷ができるものです。
実際の商品としては樹脂を積み上げていく物、固形物を削る物の2種類があるようです。
どちらにしても個人で購入するには手の出ない金額かも知れませんが、 小さい物であれば10万以内で購入できる物もあります。