楽器の演奏

ピアノやギター、ハーモニカなど楽器を問わずパソコンを活用することができます。
個人で趣味で演奏する場合ももちろんですが、 友達同士やサークルなどでも是非活用したいところです。
・ 演奏会などを録画、DVDビデオにしてみなさんに配る
・ YouTubeやニコニコ動画などで発表する
これらが多くの方がやっている事です。
他にも「フォームを確認する為に動画を撮る」「キチンと演奏できているか録音して確認する」「キレイな楽譜を書く」「楽譜をデータ化・保存する」などなど、 演奏者にとってのメリットは上げればきりがないほどたくさんあります。

とにかく便利で多くの人がやっているのが録音・録画です。
立派な発表会ではビデオカメラを使いたいところですが、 普段の撮影や録音なら携帯電話やスマートフォンでも十分でなおかつお手軽です。

演奏の音声だけでよければボイスレコーダー機能、 映像も撮るのであれば動画撮影機能を使います。
こうして録音・録画したものを聴く時は携帯電話やスマートフォンのスピーカーでは物足りないので、 外部スピーカーやヘッドフォンなどで聞くと良いでしょう。
また、録音・録画したファイルをパソコンに保存して聞いたり管理したりするのもおすすめです。

楽器演奏者にとってパソコンとインターネットの普及により得られた大きなメリットは、 遠く離れた人と一緒に演奏する事がお手軽になったということがあります。
ボイスチャット(ビデオチャットでも可)を使えば簡単にそれができます。
気の合う友達やバンド仲間、オーケストラのメンバーなどと家にいながら演奏を合わすことができるというのはとても便利で楽しいものではないでしょうか。

ボイスチャットとは、簡単に言えばインターネットにて音声の通信をする電話のようなものです。
これはWindowsメッセンジャーやスカイプなどのインスタントメッセンジャーを使います。
それらのソフトは多くの場合無料で利用できます。
そして、同じインスタントメッセンジャー同士で会話できるということも覚えておいて下さい。

極端に言えば普通の電話でもできそうですが、 ボイスチャットではそれ自体に通話料がかかるわけではないと言うことと、 複数人同時に会話ができるなどのメリットがあります。
他にも音を拾う設定なども「会話」と「演奏」のどちらも聞こえやすくするなどがやりやすいため、 電話よりも遥かに使いやすくなっています。

ボイスチャットをする時に必要になるのが
・ スピーカー
・ マイク
のふたつです。
スピーカーは普段パソコンを使う中で音が出ていればそのままでもかまいません。
マイクは無い場合には購入する必要がありますし、 今回のような使い方をするのであれば、「置いて使えるマイク」を用意する必要があります。
通常ボイスチャットはヘッドセットと呼ばれるヘッドフォンとマイクが一緒になっているものを使いますが、 簡単にするのであればスタンドマイクを使うほうがいいでしょう。

音質については使うソフトにもよりますし、スピーカーやマイクの品質によっても変わります。
特にスタンドマイクを使う場合では雑音を拾いやすくなる為、 会話用にヘッドセット、演奏用にスタンドマイクをそれぞれ用意し、 ミキサーやアンプを介してからパソコンのマイクインに接続する、 音量やトーンコントロールなどはそれらの機材で行う、などの方法で改善する事もできます。

まだまだ楽譜を手書きしている方は多く、その場合にもっともおすすめなのは「楽譜作成ソフト」などを使うことなのですが、 ここでは手書きの楽譜を見やすくするコツをお話しします。

紙に鉛筆やシャープペンで楽譜を書く場合、どうしても薄くなりがちではっきり見えないこともあります。
コピーする際に「濃く」する設定にすればいくらかは濃くできるのですが、 あまり濃くしすぎると本来白い部分までも色がついてしまいます。
この場合にとても便利なのがスキャナーで一度パソコンに保存する方法です。
最近ではプリンタスキャナ複合機を持っている方も多いのでそれを活用します。

パソコンへの保存方法は機種にもよりますので、説明書などを参考にして下さい。
スキャンする時の設定で「白黒」や「モノクロ」「FAX」などを選びます。
この時、色を濃くするような設定がある場合は試してみて下さい。
スキャンだけであれば紙やインクも使わず何回でも試行できます。

こうして保存した楽譜は書いている部分は濃くなっているので、 鉛筆で手書きした物と比べるとハッキリして見やすくなっています。
これでもまだ見にくい場合は、画像加工系のソフトなどで1bitモノクロにする、コントラストを上げるなどで更に見やすくできますし、 ゴミが付いている場合に消す事もできます。