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インターネット接続の流れとプロバイダーとは | パソコンの基礎知識





インターネット接続の流れとプロバイダーとは

ここではインターネット接続の流れとプロバイダーについて解説します。
プロバイダーとは、インターネット網に接続するサービスを提供している事業者です。
正確にはインターネットサービスプロバイダー(Internet Service Provider)と言い、ISPと略され、口頭では多くの場合「プロバイダー」と言います。



IDとパスワードは大切に保管しよう

最も重要なことなので最初にかいておきます。
プロバイダーと契約するとID(アイディー)とパスワードが発行されます。
これは通常、手元に残るように用紙にて契約者(あなた)に渡されます。
インターネットへの接続にはこのIDとパスワードを使うため、その用紙は無くさないように、分かる場所に保管しておきましょう。


インターネット接続のための一般的な契約の流れ

光回線接続事業者に光回線の申し込み

プロバイダーに申し込み

開通、接続設定

インターネットに接続

インターネットに接続するためには現在は多くの場合「光回線」を使うため、光回線接続事業者(NTTフレッツ光など)とプロバイダー、この二つの事業者と契約します。
しかし割りと多くの人がプロバイダーに契約した記憶がない、IDとパスワードが書かれた用紙など貰った記憶がない、といったことがあります。

大手家電販売店などでパソコンを購入した時に、インターネット接続についての提案を受けます。
現在であれば多くの家庭がすでにインターネット接続ができる状態になっているのですが、それはどこか、例えば大手家電販売店などで提案を受けた時に契約することが多いです。
その時にフレッツ光とプロバイダーに同時に申し込んでいることもあるのですが、多くの人はプロバイダーという何か分からない単語や、プロバイダー事業者名のOCNやぷららといった名前を聞かされても記憶に残らず、 「NTTの光」だけを覚えているようです。

新しく光回線を敷いてプロバイダーに申し込む場合、その地域が対応範囲となっている事業者、多くの場合NTTフレッツ光や電力会社などに「光回線を敷きたい」旨の連絡をします。
プロバイダーは分かる人であれば個別に申し込んでも良いし、分からない場合は申し込んだ回線事業者からどこかしらのプロバイダーをおすすめされるので、そこで良いです。(通常は関連会社のプロバイダーを勧められる)

なおマンションやアパートの場合は、すでに光回線が敷かれている場合と個別に敷く必要がある場合があるので、管理会社に問い合わせると良いでしょう。


インターネットへの接続方法

インターネットの回線に以前は電話線を利用していたのですが、光回線を利用するようになってからは、新たに光ケーブルを通す必要があります。
つまり光回線接続事業者は光ケーブルをあなたの家まで敷いてくれる事業者です。
しかしインターネットの接続をしてくれるわけではないので、それとは別にプロバイダーに契約します。

プロバイダーは契約者に対してIDとパスワードを発行し、ユーザー(あなた)はそれを使って、プロバイダーに接続します。

この時、お使いのパソコン1台だけをインターネットに接続する場合、そのパソコンにIDとパスワードを設定することで、そのパソコンは今後自動的にインターネットに接続されます。

現在では他の物もインターネットに接続することが多いため、複数台のパソコンなどを同時にインターネットに接続できるようにするための「ルーター」が使われます。
他の物とは、他のパソコン以外にもスマートフォンやテレビなど、インターネット接続が可能なものです。
ルーターを使うことで、それらが同時にインターネットに接続できるようになります。

この場合、プロバイダーに接続するためのIDとパスワードはルーターに設定します。
パソコンなどからルーターの設定画面を開き、そこにIDとパスワードを入力しておくと、今後ルーターを介してインターネット接続をしようとするものがあれば、自動的に接続されます。

また電力会社やケーブル会社などでは、その会社が光回線の接続とプロバイダーの両方をやっていることもあるので、その会社にのみ契約すればインターネットができるようになります。


IDとパスワードとは

ID(アイディー)とは契約者の識別子、パスワードはその識別子と対になる暗証番号です。
IDは例えば「あなたの名前」でも構わないのですが、通常は不規則に数字と英字をごちゃまぜにしたものです。

IDとパスワードにおけるもっとも身近なものは銀行のキャッシュカードです。
この場合、キャッシュカード自体がIDで、ATMで暗証番号を入力して使用します。
正確にはキャッシュカードは物理キーで、そこにIDが記録されています。
ATMはキャッシュカードに記録されたIDを読み取り、入力された数字との組み合わせが正しいか判別します。

インターネットにはプロバイダーから提供されたIDとパスワードを使い、接続するわけです。


メールサービス

プロバイダーはインターネットの接続の他に、メールサービスを提供していることが多いです。(していない場合もある)
例えば「あなた用のアドレス@example.ne.jp」といったようなメールアドレスがあなたに提供され、それを利用してメールをすることができます。

利用するためにはメールソフトに対して設定をする必要があります。
この設定も、インターネット接続のIDとパスワードと同じく、あなたに渡されているので、それを見て設定します。
これは多くの場合インターネット接続のIDとパスワードが書かれた用紙に、一緒に書かれています。


解約や変更

例えばフレッツ光とプロバイダーに契約していたものを、電力会社やケーブルテレビなどの光回線事業とプロバイダーをともにやっている事業者に変更する場合、 もともと契約していたフレッツ光とプロバイダーの両方をそれぞれ解約しなくてはいけません。
特に多いのがプロバイダーに契約していること自体に記憶のない人が、フレッツ光だけを解約して、その後もずっと以前のプロバイダー料金を支払い続けるパターンです。

電力会社やケーブルテレビなどからフレッツ光に乗り換える場合は契約していた1社だけ解約すれば良いです。
ただしフレッツ光に乗り換えた場合、プロバイダーは別に契約する必要があります。

フレッツ光とプロバイダーを契約している場合に、プロバイダーのみを変更することも可能です。
状態の良好なプロバイダーでは、通信の遅延が少ないなどのメリットがあります。
動画の配信やビデオ会議などもスムーズになる可能性があります。

ただその場合でも、基本的には「その地域」での混雑具合による影響が強いので、そのプロバイダーを使っている近所の人に遅延が無いか、スムーズに通信できているかを確認できると良いです。




プロバイダーについては、これらは最低限理解しておきたいところです。
「プロバイダーから送られてきた、IDなどが書かれている用紙はありますか?」と聞いた場合に、「プロバイダーって何?」や「そんな用紙貰ってない」と言われることが非常に多いです。
ルーターを買い替えた場合はインターネットの接続設定が再度必要ですし、パソコンを買い替えたらメールの設定が再度必要です。
冒頭でも触れていますが、このページで結局一番言いたいことは「プロバイダーから送られてきたIDが書かれた用紙は分かる場所に保管しよう」ということです。





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