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メール設定の意味を覚えて自分でできるようになろう | パソコンの基礎知識 |
メールの設定方法が分からずに誰かに頼んだり、
自分で設定するにしてもすごく苦労している人は少なくありません。
そしてパソコンを買い換えるとまた設定をする時に同じことを繰り返します。
メール設定自体はとても簡単で、なぜ簡単かと言えば意味を知っているからです。
意味さえ知れば誰でも簡単になるわけです。
ハガキを送る時に相手の住所や名前、自分の住所や名前を書きますよね。
メールの設定はこの程度の認識の必要な設定をいくつかするだけです。
その設定は契約時に送られてくる書類に書いてあって、
・ あなたのメールアドレス
・ ログインID
・ パスワード
・ POP3サーバー(受信)
・ SMTPサーバー(送信)
基本的にはこれだけ分かれば設定できます。
この設定は使いたいメールソフトから行います。
ここではメールソフトの使い方自体は説明しません。
メール設定の基礎知識さえ身に付けば、
どんなメールソフトでも設定ができるからです。
メールソフトから「アカウントの作成」などを選びます。
このアカウントとはログインIDやパスワードの他、設定などを紐付けた設定のまとまりです。
メールを送るので自分の名前やメールアドレスを入力しなければいけません。
それが
・ 差出人
・ メールアドレス
の入力欄です。
メールアドレスはプロバイダーの書類に書かれているあなたのメールアドレス、
差出人は相手に分かれば何でもかまいません。
仕事で使うメールの場合は本名、
プライベートで使う場合はニックネームなどが多いようです。
メールは
・ ログインID
・ パスワード
このふたつを使うことでメールの送受信ができるようになります。
ログインIDはあなたに割り当てられた会員番号のようなもの、
パスワードはその会員番号を使うときに必要ということですね。
このIDとパスワードは通常、「インターネット接続に必要なログインIDとパスワードとは別」というところも大切です。
また、ログインIDはメールアドレスやメールアカウント(@から左部分)などが多く使われています。
メールは契約したプロバイダーの「メールサーバー(メール用のコンピューター)」を経由して送受信されます。
そのため、このメールサーバーがどこにあるどういうものかを設定しておく必要があります。
これが
・ POP3サーバー(受信)
・ SMTPサーバー(送信)
といったものです。
メールは実は送信と受信でそれぞれ違うメールサーバーを経由しています。
そのためこのふたつの設定が必要です。
アルファベットが出てくると意味が分からずそこで嫌になる人も多いのですが、
そこにこだわる必要はなく、そのまま覚えてください。
例えばIDなんてIDですし、ID自体の意味を知ろうとする人はなかなかいません。
Password(パスワード)もPasswordで、その言葉の意味を知らなくても使ってますよね。
これは
・ POP3サーバーは pop.プロバイダー名.ne.jp
・ SMTPサーバーは smtp.プロバイダー名.ne.jp
といった具合です。
プロバイダーのメールサーバーの場所、つまりインターネット上のアドレスというわけです。
中にはひとつのアドレスしか用意していないプロバイダーもあり、
その場合は
・ mail.プロバイダー名.ne.jp
などをPOP3とSMTPの設定欄両方に入力します。
これらも書類などに書いてあります。
ややこしいのがSMTPサーバーの「ポート番号」で、ここで詳細に解説はしませんが、
一般的には
・ 25
・ 587
のいずれかのポート番号が使われていて、多くのメールソフトの初期設定は25で、
そのままで「送信」できれば特に設定の必要はなく、
送信できなければ587に変更し、「認証が必要」にチェックを入れます。
これがどちらかなのかはプロバイダーの書類に普通は書かれています。
基本的な設定はこれだけです。
これだけといっても、それこそパソコン買った時に1回設定するだけだと忘れますよね。
でもパソコン全体の基礎知識が身に付くと、忘れても分かるようになります。
例えばAdobeリーダーやフラッシュで有名なアドビ社のアドレスは「adobe.com」で、これは世界の常識です。
日本ではそれを知らない人がすごく多いのですが、
基礎知識がしっかり身に付いている人にとってはすごく当たり前の事で、
全然関係なさそうなこういったことをより多く覚え、理解していることで、
メール設定方法など忘れてもできるようになります。