知っておきたい!パソコンの基礎知識 |
パソコンの起動と終了の意味 | パソコンの基礎知識 |
ここでのパソコンの起動と終了とは、 Windowsの起動と終了ということでもあります。
パソコンの電源ボタンを押すと、機械的なパソコンに電源が入り、
その後HDDなどからWindowsなどのOSが読み出されます。
WindowsはWindows自身のデータの他、追加したファイルや周辺機器を動かすためのファイル、あなたがWindowsに設定したデータなどを読み出し、起動します。
Windows起動後はさらにセキュリティーソフトなど必要なソフトが読み出されるため、
デスクトップが表示されてもまだ快適に使える状態にはなりません。
アクセスランプが連続して点滅していない状態などになってようやく快適に使えるようになるので、
それまでは操作をしない方が無難です。
パソコンの終了はWindowsから「電源を切る」や「シャットダウン」を選ぶことで電源が切れます。
Windowsが起動している、使える状態の時にWindowsは、
ユーザーの操作とは関係なく、ファイルの読み出しや書き込みを行う時があります。
そのため、Windows起動中にパソコンの電源ケーブルを抜くなどによって突然パソコンの電源が切れてしまうと、
ハードディスクドライブ(以下HDD)を痛める原因になるため、
電源を切る時はWindowsから「シャットダウン」を選び、電源を切る必要があります。
「シャットダウン」が選ばれるとWindowsは必要なデータなどをHDDに書き込み、 その後パソコンの電源を切ります。
Windowsの起動中、パソコンの電源ボタンはWindowsの管理下にあり、
電源ボタンが押された時の挙動を判定しています。
簡単に言えば、電源ボタンの設定ができるということです。
Windowsは古くからこの機能を実装していて、
電源ボタンが押された時の標準の動作は「電源を切る」(スタートからシャットダウンと同じ動作)です。
以前であればパソコン教室などでも電源を切る時は、
「シャットダウン」を選ぶようにと教えていたのですが、
最近(2014年)ではなぜか「電源ボタンを押せば切れる」ということが広まり、
実際に電源ボタンを押すことで電源を切っている人が増えています。
これはWindows8でこれまでのスタートボタンが廃止されたからだと思いますが、
あまりおすすめできる方法ではありません。
なぜなら先にも述べたようにこの電源ボタンの挙動は「設定可能」なため、
変えている人もいるからです。
例えば「何もしない」に設定していると、電源ボタンを押してもWindowsはシャットダウンしません。
なぜ変えるかと言うと、ノートパソコンのように近くに電源ボタンがあると、何かのはずみに押してしまう可能性もあるからです。
自分のパソコンがそうだといって、
他のパソコンがそうであるとは言えないので、
電源ボタンを押してシャットダウンするということに慣れないほうが無難です。
それで電源が切れない場合に、長押しして強制終了させる人が実際にいますし、
その場合はHDDを痛めることもあります。