知っておきたい!パソコンの基礎知識 |
無線ルーター | パソコンの基礎知識 |
今やパソコンに限らず、スマートフォンやタブレットデバイス、ゲーム機などを無線LANで接続することが一般的になりました。
ここでは無線ルーターの基礎から設定方法などを覚えてしまいましょう。
そもそもルーターとはどういうものなのかというのをまず理解しておきましょう。
ルーターとは、同時に何台ものパソコンを接続するためのHUB(ハブ)に、 DHCPサーバーやPPPoE接続機能、ルーティング機能などを持たせたものです。
ハブとは、いくつかのポートがあり、そこに接続したパソコン同士を参照できるようにするもので、 5ポートハブなどとして販売されている物は、 5箇所LANケーブルを接続することのできるハブということになります。
DHCPサーバーとは、接続されたパソコンにローカルアドレスを与えるもの、 PPPoE接続機能とは、LAN内からプロバイダーに対してIDとパスワードで接続するための機能、 ルーティング機能とは、アクセス先の経路を探してくれる機能です。
それらに加え、無線LANアクセスポイントを内蔵し、無線での接続を可能にしたものが無線ルーターです。
仮にルーター機能だけのものがあったとして、
それにハブを接続し、さらに無線LANアクセスポイントを接続すれば、
無線ルーターと同じものになります。
無線ルーターは商品にもよりますが、安価な物であっても多くの設定項目があります。
しかし現在(2014年)では接続に必要な設定は、よく使われるものが標準として設定してあるため、
多くの場合簡単に設定できます。
無線ルーターの設定で必要なものはプロバイダーの契約書などに書いてある
・ 接続ID
・ パスワード
このふたつと、ルーターの説明書などに書いてある
・ ルーターアドレス
・ ルーターへの接続ID
・ パスワード
この3つです。
簡単に言えば、プロバイダーの書類と、ルーターの説明書が必要です。
これを設定するために、パソコンからルーターの設定画面を開きます。
最も簡単な方法はLANケーブル(通常はルーターに添付されている)でルーターとパソコンをつなぎ、
ウェブブラウザーのアドレス欄に
・ 192.168.1.1
・ 192.168.11.1(BUFFALOの場合)
などと入力することで設定画面が表示されます。
これはブラウザからルーターに対してアクセスしているだけで、
ルーターはアクセスがあった場合に管理画面を表示させるようになっているためです。
つまり、ルーターのアドレスが上記のものだということです。
また、一般的なLAN(ローカルエリアネットワーク)で使われるアドレスは通常、192.168.xxx.xxxです。(他にもあります)
ルーターの管理画面が表示されたら、ログインIDとパスワードを入力して設定画面にログインします。
このIDとパスワードはプロバイダーの接続IDではなく、ルーターのもので、これも通常は説明書(またはルーター本体)に書いてあります。
ログインしたら、「接続設定」や「PPPoE設定」などといったページに進み、
プロバイダーの接続IDとパスワード入力欄にそれぞれ入力します。
ルーターの設定画面はメーカーごとにバラバラで、
さらに適当な日本語にしているものもあるので、
余計に分かりにくくなっています。
この場合でも、とにかくIDとパスワードの入力欄さえ見つけられればOKです。
多くの場合はそのふたつを入力し、保存するだけで接続設定は終わります。
良くあるケースは、パソコンと無線ルーターを同時に買ってきた場合などです。
無線設定は
・ パソコンとルーター
・ ルーターとプロバイダー
このふたつはそれぞれ別なので区別して設定します。
簡単に言えば、パソコンから無線ルーター自体への接続はプロバイダーは全く関係ないため、 仮にプロバイダーと契約していなくても無線ルーターには接続できます。(インターネットに接続できないので意味はありません)
つまり、パソコンからルーターに対して無線接続の設定をし、 その後上記のようにルーターの接続設定をします。
パソコンからルーターへ無線接続する場合の設定は、無線LANの基礎知識をご覧下さい。