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無線LAN(Wifi)の基礎知識。子機の設定方法、つながらない場合に知っておきたいこと。





無線LAN(Wifi)の基礎知識

今やパソコンに限らず、スマートフォンやタブレットデバイス、ゲーム機などを無線LAN(Wifi)で接続することが一般的になりました。
ここでは無線LANの設定に必要な最低限の基礎知識と、つながらない場合などに知っておきたいことをお話しします。

また、Wifiとはロゴ認証の一種なので、「Wifiでつなぐ」というのは本来は正しくないのですが、一般化しているため多くの場合通じます。
しかし、Wifiという接続方式と勘違いしている方も多く、「Wifiでつなぐ」と「無線LANでつなぐ」を違うものと思っている方もいるのですが、どちらも無線LAN接続です。


無線LAN接続に必要な物

パソコンを無線でインターネット接続する場合に必要なのは
・ 無線ルーターもしくは無線アクセスポイント
・ 無線LANアダプター
のふたつです。

 無線ルーター
現在(2014年)では、家庭内でも複数台のパソコンやゲーム機を同時にインターネット接続するため、通常は「ルーター」を設置します。
ルーターとは極簡単に言えば、複数台の機材を同時にインターネット接続するための機材です。
詳細は無線ルーターをご覧下さい。
参考までに、光回線接続事業者と契約するといくつかの機材が貸し出しされますが
・ NTT西日本 ルーター
・ eo光 ルーターではない
となっています。(今後変わる場合も考えられます)

一般的にルーターはネットワーク上にひとつ設置するため、この場合に必要な機材は
・ NTT西日本 無線アクセスポイント
・ eo光 無線ルーター
いずれかを用意すれば良いことになります。

また、一般的なルーターは「ルーターモード」と「アクセスポイントモード」の切り替えができるため、事業者を問わず、無線ルーターを用意すれば無線LAN接続ができます。

 無線LANアダプター
現在のノートパソコンは多くの場合無線LANアダプターが内蔵されていますが、中には内蔵されていないものもあるので注意が必要です。
これはパソコンの仕様欄に「無線LAN 802.11n」や「Wireless Network Adapter」などと書かれていれば内蔵されています。
Windowsのデバイスマネージャーからネットワークアダプタを確認する方法もありますが、ここでは省きます。

ない場合や、もともと無線LANアダプターを標準で搭載していないデスクトップパソコンなどの場合、別途USB接続などの無線LANアダプターを用意します。
BAFFALO(バッファロー)などが有名で、パソコンショップなどで購入できます。

無線ルーターを親機、無線LANアダプターを子機と表現することも一般化しているため、このページでも以降は無線LANアダプターを無線LAN子機と表現します。
しかし、「親機」「子機」とだけで覚えてしまうと「何の」親機なのか子機なのか分からなくなるため、できれば「無線子機」のように無線を付ける、理想は無線ルーター、無線LANアダプターと覚えることです。


無線LANの設定方法

無線LANの設定の基本は導入ソフトなどを使わずに、自分でWindowsに設定します。
こう言われると難しく感じるかも知れませんが、実は自分でWindowsに設定する方がよほど簡単で、トラブルも減ります。

無線LANの設定で必要なのは
・ SSID
・ 接続キー
このふたつです。

SSIDとは、接続先の無線ルーターなどの識別番号、接続キーはそこに接続するためのパスワードです。
最低それさえ設定すれば接続できます。
特に近年(現2014年)では、無線ルーターにSSIDと接続キーが書かれたラベルなどが貼ってあるため、何の用意もなくてもそれさえ見れば設定できます。

接続キーは暗号化キーとも呼ばれ、暗号化方式にWEPやWPA-PS2などいくつかの種類があります。
本来これは自分自身でルーター側で使用されている暗号化方式を確認し、Windowsに対して設定する必要がありました。
しかし、近年のOSでは暗号化方式を自動取得するため、単純に接続キーを設定すれば接続できるようになりました。

デスクトップ右下のネットワークアイコンを右クリック、ネットワークに接続等と進むと、接続先の一覧が表示されます。
この中から先に確認しておいたSSIDと同じものを選び、次にパスワードを入力します。
通常はこれだけで接続できます。

たったこれだけのことなので、知ってしまえば本当に簡単なものです。
ただ、知らなければ分からないのは当然なので、そういった方でも無線設定できるように無線ルーターや無線LAN子機に導入ソフトが付いているわけです。

しかし、導入ソフトをインストールする場合、Windows側の設定、導入ソフト側の設定、どちらかしか設定できなくなることがあります。
つまり、一度導入ソフトをインストールしてしまうと、その後Windows側で設定できなくなったり、設定してもつながらないこともあります。
特に良くあったのは、無線ルーターに付いている導入ソフトをインストールし、さらに違うメーカーの無線LAN子機の導入ソフトをインストールしたなどです。
この場合、一体どれが有効になるか後々分からなくなるため、初めからインストールしない、分からなくなったらそれらの導入ソフトをアンインストールするなどが必要です。


SSIDがいくつも表示される場合

接続先に使っている無線ルーターと同じSSIDが複数表示される場合があります。
全く同じSSIDのみのもの以外に、末尾に「-a」などが付いているものなどです。
1台しかパソコンを使っていない場合はどれを選んでもいいのですが、複数台パソコンやその他の無線LAN接続するデバイスがある場合、できれば他のパソコンが接続しているものと同じにします。

無線LANの接続方式はbやa、nなど時代の流れ、進化によって新しいものが登場しています。
通常は新しいものほど高速な通信ができるので、わざわざ古いものに合わせる必要はありません。
しかし、使っているデバイスは古いものと新しいものが混在するため、古いパソコン(正確には無線LAN子機)が新しい方式に対応していないこともあります。
そのパソコンを先に設定していて、後に違うパソコンを設定する時に、新しい方式で設定してしまうこともあるでしょう。
一般的には混在してもどちらも同時に接続ができるのですが、どちらかしか無線LAN接続できないこともあり、Aのパソコンでつないでいると、Bのパソコンがつながらない、なども良くあります。

できればそれらも把握しながらよりよい選択ができればよいのですが、無線LANはトラブルも多いため、安定してつながる方法や、古い側に合わせるなども有効な選択肢です。


無線LANは度々つながらないことがあるのが普通と思っておこう

無線LANで接続する場合に知っておきたいのは、つながらない時が度々ある、ということです。
実はそれが普通なのです。

例えば、インターネットを見ようとブラウザを起動し、何らかのページにアクセスした時に、「接続できませんでした」などになることが良くあります。
無線ルーターは、プロバイダーに対して常時接続しているわけではなく、LAN内のパソコンなどからのアクセスが一定時間ないと、プロバイダーとの接続を一度切ります。
その後アクセスがあった場合、無線ルーターはプロバイダーにアクセスし、認証を経て接続し、見ようとしたページにアクセスします。
その時の認証にかかる時間が長いと、ブラウザ側が先に諦めてしまい、「接続できませんでした」の表示をするわけです。
これをリクエストタイムアウトと言い、無線LAN接続に限らず使われる用語です。

しかし多くの場合、有線LAN接続(LANケーブルでパソコンと接続)している場合は起こらない場合もあります。
これは恐らく、ルーターや無線LAN子機もしくはWindows自体の無線接続時のタイムアウトが速い、もしくはリクエストを出すのが遅い、帰ってくるのが遅いからだと思われます。

これはインターネットを見ている最中にも起こります。
無線ルーターは通常、自動切断するまでの設定があり、これが仮に3分だった場合、同じページに3分以上留まり、次のページを見ようとしたら切断されているため「接続できませんでした」になるわけです。
このルーターの設定は多くの場合変更可能で、5分や10分などに変更したり、「切断しない」に変更できるものもあります。

しかし、全然切断されない時もあるため、普通に見続けられる時もあります。
そのせいで「今日は調子がいい」「今日は調子が悪い」のように思ってしまい、ルーターや無線LAN子機がおかしい、と思う人も多いようです。
無線ルーターの自動切断は、LAN(ローカルエリアネットワーク)内部とインターネット側のどちらかからのアクセスがある場合、切断しません。
つまり、プロバイダー側から無線ルーターに何かしらのアクセスがあり続ける場合は、切断しないわけです。
これはプロバイダーからの接続確認のためのアクセスも含まれるため、頻繁に行われていると長時間の間自動切断されることがないわけです。
実際に無線ルーターの「接続ランプ」(プロバイダーに接続中を表すLED)を確認していると、およそ設定時間通りに切断される場合もありますが、LAN内で誰もパソコンを使っていないのに、一晩中接続されたままの場合もあります。

無線LANで接続していて、「接続できませんでした」になった場合、もう一度そのページを見ればちゃんと見れるのはこういった理由があるからです。
度々「接続できませんでした」になるようであれば、ルーターの自動切断の設定を少し長くしたり、セキュリティー上あまり長くしたくない場合は、「接続できませんでした」になっても焦らずもう一度そのページを見ればいいのではないでしょうか。

また、オンラインゲームの場合、ゲームを起動していると短い間隔でサーバーと通信するため、ルーターが自動切断することは通常ありませんが、一概に言えないため、勝手にログアウトしているなどの場合はルーターの自動切断の設定を見直すのもひとつの方法です。


無線LANの電波はどんどん弱くなる

買ってすぐは目に見えて電波が弱くなったと感じることはないのですが、何年も使っていると電波は弱くなっていきます。
これは無線ルーターとパソコン側の無線LAN子機どちらにも言えます。

近年の無線ルーターは電波が強いため、ルーター側の経年劣化はそれほど気にするほどでもないのですが、特にノートパソコンに内蔵されている無線LAN子機は電波強度が分かるほど落ちていきます。

この場合にUSB接続の無線LAN子機を取り付けることも多いのですが、もともと電波状況が悪い場合、極小の無線LAN子機ではつながらなかったり、接続が不安定になる場合もあります。

電波は目に見えるわけでもないし、個人で手軽に調べる方法もないため、一体何の影響でつながらなかったり、接続が不安定になるか分かりません。
その場合におすすめしているのは、大き目の無線LAN子機を取り付けることです。
(2020年近年では多くの人がスマートフォンを持っていて、電波状況を調べるアプリを利用すればある程度は確認できるようになりました)

USB接続の無線LAN子機には、極小のものからスティック状のもの、アンテナ状のもの、据え置きタイプなどがあり、通常はおおきくなるほど電波も強くなります。
電波状況が悪い場合(接続アイコンのアンテナが1本しか立っていないなど)、アンテナ状の物や、据え置きタイプを選んでおくと比較的安心できます。





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