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パソコンは遅いものと認識しよう | パソコンの基礎知識





パソコンは遅いものと認識しよう

パソコンを使う上で重要なのが、「パソコンは遅いもの」と認識できているかです。
それが理解できている人ほどトラブルは減りますし、挙動がおかしい時の対策も考えられるようになります。

メモリってどういうもの?HDDってどういうもの?などで、パソコンを使う時の処理の流れを簡単に学びました。
ざっと見ても結構手間のかかる仕事をしているのですが、 実際にはもっと複雑な処理をしています。
特にパソコンの中でもHDDは比較的遅い部品であるため、HDDへのアクセスがある場合に、パソコンはデータ待ち状態になり、人間が感じることができるほどの待ち時間が発生します。

Windowsは起動中に色々なファイルへ読み書きしています。
HDDが必要なデータを処理するには基本的に順番になっています。
見た目は同時進行しているのですが、HDD自体は順番にしか処理できません。
例えば100枚の写真をHDDにコピーしている時に、 違うデータのアクセスが必要な場合、処理に割り込ませます。
こうすることで片側の処理が完全に終わらなくても、 同時進行しているかのように見せかけているのです。

しかしそれが即座に行われるとは限らないため、 処理待ち時間が人間が感じられるほどの長さになる時もあります。
そういった場合に、「さっきまで快適に動いていたのに少し遅くなった」などと感じるわけです。

これはWindowsを使っていると度々起こるため、 あらゆる場面でそういうことがあります。
例えばひとつソフトを起動しようとクリックしたところ、 普段ならすぐ起動するものがなかなか起動しないと、 中には何度もクリックしてしまう人がいます。
その結果、処理が追いついた時にそのソフトがクリックした分いくつも起動したりするのです。
こういったことを理解していると、 「待っていれば起動する」と思えるので、 何回もクリックもしないし、その分の割り込み処理を発生させないで済みます。

インターネットで色々なページを見ている時も同じ事が言えます。
インターネットで見ているページは、 インターネットブラウザへの表示と同時に、必要なデータを一度HDDに保存しています。
画像や写真、ページ内のスクリプト(プログラムの一種)などのデータ量が多い時は、 HDDへの書き込み処理が多くなり、インターネットの通信処理とは別に処理待ち時間が発生します。
そういった状態であるにも関わらず、少し表示されたリンクをクリックし、 次のページへ移った場合は、さらに追加の処理が必要になります。
とてもデータ量が多く、表示に時間のかかるページなどは、 完全に表示されるまで待ってから次のリンクをクリックすると、 その後も快適なのですが、 処理待ち状態のままクリックしてしまうと、 次のページに行っても遅いままですし、 さらに急いで次に行ってしまうとさらに遅くなるわけです。

パソコンのデータ処理はエラーを訂正、リトライしながら行われているのですが、 特に負荷のかかる処理を行う場合にエラー訂正・リトライの頻度が多くなるため、 乱雑に使うほどエラーが訂正できずに予期せぬ不具合が発生します。
パソコンの処理は時間がかかるものと認識できている人ほどパソコンの操作はゆっくりです。
そうすることでパソコンを安定して使うことができるからです。





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