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ハードディスクってどういうもの? | パソコンの基礎知識 |
パソコンで使われる部品のひとつ、ハードディスクドライブ。
ここではハードディスクドライブがどういうものなのかお話しします。
まず、正確にいうところのハードディスクドライブですが、 文字で略すとHDD、言う時に略す場合はハードディスクが一般的で、 中には「ハード」という人もいますが、こういった呼び名で「ハード」とは、「ハードウェア」を指すためおすすめできません。
HDDはデータを記録する記録媒体です。
記録媒体は、カセットテープ、ビデオテープ、MD(miniDisk)、CD-R、DVD-Rなどがありますが、
基本的なデータの記録方法はどれも同じです。
原理はカセットテープは磁気、DVD-Rは光などの違いがあります。
通常、新品のHDDの中にはデータは何も書き込まれていません。
ここに使う側がデータを記録させていきます。
本来HDDが空なため、Windowsを使うのであれば、ここにWindowsをインストールします。
HDDに起動可能なソフトが書き込まれると、
パソコンはHDD内の起動が可能なソフトの起動を始めます。
近年では多くの場合WindowsやMacOSなどがインストールされた状態で出荷されているため、
パソコンの電源を入れるだけでそれらのOS(オペレーティングシステム)が起動するわけです。
HDDは円盤とヘッドで構成されていて、
これはアナログレコードプレーヤーに良く似ています。
HDDは物にもよりますが、毎分7200回転や5400回転などの速度で円盤を回し、
レコードの針に当たるヘッドでデータを読み出しています。
このヘッドと円盤の間には目では分からないほどの隙間があり、
円盤に接触しないようになっています。
HDDが衝撃に弱いと言われるのはこのためでもあります。
(参考:ハードディスクってどのくらいの衝撃で壊れるの?)
一般的に「写真や音楽をたくさん入れてるからパソコンが遅くなった」と言われることがありますが、
安直に「たくさん入れている=遅くなる」とは言えません。
例えば、1000MBのHDDにWindowsをインストールし、900MBほど写真を入れたとしても、Windowsは快適です。
詳細についてはHDDの容量と速度の関係をご覧下さい。