知っておきたい!パソコンの基礎知識 |
パソコンの各部位や部品の正式名称 |
それぞれの正式名称を間違って覚えている人も多いので、デスクトップパソコンやノートパソコンの各部位の正式名称を正しく覚えておきましょう!
パソコンはパーソナルコンピューターの略で、世界的にはPCやコンピューターと略されます。
デスクトップパソコンの各部位の正式名称は次の図の通りです。
「パソコン本体」がパソコンです。
良くある間違いが、
・ 液晶モニターがパソコン
・ パソコン本体がハードディスク
などです。
パソコン本体を「ハードウェア」の意から「ハード」という人もいますが、パソコンの部品である「ハードディスク」と混同するためおすすめできません。
これを踏まえるとノートパソコンの場合、モニターキーボード一体型パソコンと言えます。
ノートパソコンも分けて考えると次の図のようになります。
ノートパソコンの場合は付け加えると、キーボード手前側の手のひらを置く部位の名称は「パームレスト」、
真ん中にあるポインターを操作するための部位の名称は「タッチパッド」です。
また、ノートパソコンのキーボードの真ん中付近(GとHの間)にあるポインティングデバイスの総称たるものは無く、多くの場合は起源であるIBMのトラックポイント(商標)や、
スティック状であることからポインティングスティックなどと呼ばれることがあります。
また、液晶モニターの裏にパソコン本体部分が内蔵されたパソコンの名称は、「液晶モニター一体型パソコン」です。
これをデスクトップと言う人も増えてしまったのですが、「一体型パソコン」という方が良いです。
特にパソコン本体の名称をハードディスクと覚えてる方が多いように思いますが、ハードディスクはデータを記録する部品の名称で、パソコン本体に内蔵される部品のひとつです。
また、パソコン本体をCPUと覚えてる人もいますが、この場合はあながち間違いとも言い切れませんが、日本の場合はパソコン本体と言う方が確実です。
次に各端子の名称を覚えましょう。
この写真は一般的なタワー型のデスクトップパソコンの背面の端子です。 背面の端子に何があるかはパソコンや時代によって変わります。
実はいくつかは本来の正式名称ではなく通称のようなものなのですが、どちらかと言えば上記を覚えておく方が多くの場合は伝わるし、問題もありません。
例えばLAN端子の正式名称はRJ-45なのですが、これは端子そのものの形状を表しているにすぎないので、「RJ-45用のケーブルが欲しい」とお店の人に言っても伝わることはあまりありません。
「LANでつなぐケーブル」の方が多くの場合伝わります。
また、オーディオジャックはあまりにも大雑把な表現なのであまりおすすめできませんが、「パソコンの背面のオーディオジャック」であれば多くの場合伝わります。
ただこちらは3.5パイステレオミニが正式名称で、販売員であれば誰でも知っているので、それを覚えておく方が確実です。
次はノートパソコンの各端子の名称です。
USB端子などいくつかはデスクトップにあるものと同じで、同じように使えます。
例えばデスクトップのUSB端子で使っていた外付けHDDを、このノートパソコンのUSB端子に接続して使うことができます。
VGAとHDMIもデスクトップと同じく、液晶モニターにつなぎ、映像を出力することができます。
ノートパソコンの場合は初めから液晶モニターが付いているので通常は必要ありませんが、2画面を使うマルチモニター環境ができます。
液晶モニターを2台使うため、表示領域を広く使ったり、テレビなどの大きな画面に映すこともできます。
DVDビデオをパソコンで再生し、それをテレビで映すことも可能です。
ノートパソコンも製品ごとに搭載している端子が違います。
端子の名称、形を覚えておくと、どれに何をつなぐかが分かるようになります。
また、写真のノートパソコンでは背面に何も端子がありませんでしたが、これもノートパソコンによります。
次に広告チラシなどでよく見る名称、CPUやメモリなどの意味を覚えましょう。
■ CPU (シーピーユー)
CPUは簡単に言えば演算する部品の名称です。計算機ですね。
最も身近にあるものは電卓で、コンピューターの先祖になります。
その後複雑な計算や命令などもできるようになり、今もまだ進化しています。
現在(2014年)のCPUには
・ Core i7
・ Celeron
などの名称が付けられ、基本的には高いものほど高性能ではあるのですが、適切な選び方は用途に合わせることです。
■ HDD(ハードディスクドライブ)
HDDは色々なデータを保存するための記録領域の部品の名称です。
Windowsはもちろん、エクセルで作ったデータ、音楽や写真など様々なデータを保存します。
HDDは1TB(テラバイト)や2TBなどの最大記録容量で表され、通常は必要な容量を選びます。
安直に写真や音楽をたくさん入れてるから遅くなった、とは言えません。
HDDってどういうもの?もご覧下さい。
■ メモリ
HDDから読み出されたデータを一時的に記憶する部品の名称です。
メモリは4GB(ギガバイト)や8GBなどの容量で表され、通常は必要な容量を選びます。
メモリは多いほど速いなどと覚えている人も多いのですが、間違いです。
メモリってどういうもの?もご覧下さい。
■ OS(オーエス)
OSはオペレーティングシステムの略で、Windowsなど、システムソフトの名称を指します。
OSにはWindowsやMacOSなどの他、LinuxやAndroidなどいろいろあります。
広告などでWindows8.1搭載などと書かれているのは、パソコンにWindows8.1がすでにインストールされているという意味になります。
このOSは単体製品として販売されているものもあり、機械としてのパソコンと、使いたいOSをそれぞれ購入し、インストールして使うことも可能です。
OSとはもご覧下さい。
パソコンの各部位や部品の正式名称を覚えていないと、話がスムーズに進まないことが良くありませんか。
パソコンの調子が悪い時にメーカーサポートに電話した時などに、正しくは液晶モニターが悪いのに、「パソコンが映らない」ではまともに話が通じません。
この時に「液晶モニターの電源が入らない」と伝えられるとすごくスムーズです。
現在(2014年)においては過半数以上がパソコンの各部位の名称を間違って覚えているように感じます。
しかも非常に残念なことに、こういったことを比較的理解しやすい小・中・高校生でさえも間違って名称を覚えている方も多いようです。
これは教えている親が間違っていることもあるようで、親の言うことなので信じて疑わないわけです。
このページをご覧になって、初めてパソコンの各部位の正式名称を知った方は、是非その知識を広めてくれませんか。
是非一度、デスクトップパソコンを指差し、「パソコン本体ってどれ?」と聞いてみて下さい。
なぜこんなことをお願いするかと言うと、あまりにも名称を間違って覚えている方が多く、そちらの勢力拡大が凄まじいからです。