パソコンにホコリ対策をして寿命を延ばす





パソコンにホコリ対策をして寿命を延ばす

埃が原因でパソコン(もしくは一部のパーツ)が壊れる事は良くあることです。
一般的なパソコンの場合、発熱する以上冷やす必要があるため、冷却用のファンが付いています。
そういうこともあって、どうしてもパソコンの中には埃が入ってしまいます。
でもちょっとの手間と工夫だけで格段に良い環境にすることも可能です。

施行前
・ フィルターを取り付ける前。

施行後
・ フィルターを取り付けたところ。これだけで全然違ってくる。

特に小さなパソコンになると難しい部分もありますが、自作パソコンでよく使われるATXやmicroATXのPCケースの場合、前面・背面それぞれ、物によってはそれ以上にケースファンを付けることができます。
例えば前後に付ける場合、普通は前面から吸気、背面から排気するわけですが、この前面ファンの前に、換気扇用のフィルターを貼り付けます。
こうする事で吸気の際のほこりの進入を大きく防ぐことができます。

ここで重要なポイントは
・ 他の通風孔などの穴をふさぐ
・ 排気量より吸気量の方が多い
の2点。

前者は穴と言う穴を養生テープなどで塞いだり、アクリルなどでパネルを作りビス止めするなどや、単純に通風孔にもフィルターを貼るなどが考えられます。

後者は通常電源にも排気ファンがあるのでそれと、その他の排気ファンの風量を足したものより、吸気ファンからの風量が多いということなのですが、 さすがに普通は計測したりできないので、単純に前面ファンはできる限り大きな径で回転数は許せる範囲で高いものにします。
全てのファンの電流値が分かれば目安にはなりますが、イコール風量ではないのでやはり適当でいいでしょう。
回転数を調整できるファンや、ファンコントローラーを使ってもいいですね。

フィルターの取り付けは面倒な物になると嫌になってやらなくなってしまうと本末転倒なので、できれば簡単な物の方がおすすめです。
そういうこともあって個人的にはテープがお手軽で、ダンボールなどで使う透明のテープがおすすめです。
セロテープやビニールテープでもできなくはないですがいずれ剥がれます。

実際にこれで運用してみると、半年もしないうちにフロントのフィルターには埃がびっしりになります。
パソコンの中はというと、細かい埃は入るので底面などにはうっすら溜まっていますが、綿埃などは無く、比較的キレイな印象です。
環境が悪いとCPUクーラーのヒートシンクの隙間に埃が詰まったりしますが、そのようなことも無く、新品とはいいがたいですがかなりキレイな状態を保っています。

大切なパソコンは必ずこのようにしていて、使い始めてそろそろ10年となる某高発熱CPUを載せたパソコンも、今でも調子良く動いています。

簡単にできて効果も高いので是非皆さんもやってみて下さい。

また、フィルターを貼ることで風量が下がってしまいますが、風量を確保しつつ静音化する でやっている方法で風量を上げる事ができるので参考にして下さい。












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