パソコンのトラブルシューティング CPU編 | パソコネ





パソコンのトラブルシューティング CPU編

現在(2014年5月)パソコンに使われているCPUは、通常の使用において壊れることはほとんどありません。
そのため、パソコンの不調でCPUを疑うのは一番最後となります。
ここで確認するのはCPUクーラーです。

CPUが壊れない理由のひとつに、「自身の故障を防ぐための機能」が搭載されているためで、それが原因でパソコンが突然シャットダウンする、異様に遅くなるといったことが起こります。
これは熱によるもので、一定温度を超えた場合にその機能が段階的に発動し、最終的にシャットダウンします。
マウスのポインタがカクカクする、飛ぶなどといった場合は、その機能がかなりの段階まで発動していることが疑われます。

また、熱暴走による判定は主に「使用時間」で判別できます。
・ 起動後10分程度で毎回止まる
・ 10分くらいは使えるけど、急に電源が落ちて次は起動しない
・ 一度使ったあとは起動途中でリブートする
などです。
この場合、「CPUが冷えている状態から使い始めたらどうなるか」が重要です。
つまり、その日一番最初に電源を入れてからの挙動などです。
その日の最初は数十分調子よく使えるけど、それ以降は度々止まるなどの場合は熱暴走の可能性が高いです。
また、一度温まったCPUとCPUクーラーは、そのままではなかなか冷えないため、5分10分放置していても調子は悪いままです。

埃の詰まったCPUクーラー ここで確認することはCPUクーラー、ヒートシンクに埃が詰まっていないかです。
長年使い続けることでヒートシンクには徐々に埃がつまり、酷いとカーペットのように敷き詰められた状態になってしまいます。
こうなるとヒートシンクに風が送られなくなり、CPUを冷やすことができず異様に高温となり、大幅な速度低下やシャットダウンにつながります。

この場合ファンやヒートシンクを外し、埃を全て除去することが理想ですが、良く分からない場合は目に付く埃を取るだけでも効果はあります。
ただその場合は、残っている埃がファンに接触し止めてしまう場合もあるので、作業後はパソコンの電源を入れてファンが正常に回っていることを確認する必要があります。
また、マザーボードによっては起動時にファンが回らないものもあるので、事前に確認しておきます。

こういった作業に慣れていない方に注意してもらいたいのが、メモリは触っただけで壊れる時もあるということです。
(参考:パソコンのメモリってどのくらいの静電気で壊れるの?
良く分からない場合は近くのパソコンショップに相談することをおすすめします。

もう一点確認したいのはCPUとCPUクーラーが正常に接触しているかです。
CPUクーラーは、マザーボードの歪み、CPUクーラーのガイドの歪みなどの影響で正常にCPUに接触しなくなることがあります。
詳細は極端にPCが遅い時はグリスのチェックをご覧下さい。












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