CPUクーラーを外して何度・何分でシャットダウンするか計測 | パソコネ





CPUクーラーを外して何度・何分でシャットダウンするか計測

CPUは消費電力が高いため、発熱量も高くなります。
そのためヒートシンクとファンで構成されたCPUクーラーが必要です。
近年のCPUは自分自身の熱で壊れないように、一定温度になると性能を落とします。
更に半導体が壊れる温度に近づくと、強引に電源を切ります。
これはOSが起動中で、この作業だけは保存しておきたいという時であっても、 何もかもおかまいなしでパソコンの電源を切ります。

今回は、CPUクーラーを取り外し、CPUむき出しの状態でパソコンを起動し、 何度・何分でパソコンがシャットダウンするかを計測してみます。
壊れるので真似しないで下さい。


この動画のYouTubeページ http://youtu.be/YN7mZeM519I

温度の計測にはマザーボード添付のAsus PC Probe2を、 時間の計測には適当なソフトを作りました。
動作が目で見て分かるようにDirect3Dでロゴを回転させています。
室温は28度。
CPUはCore2Duo E7400。
壊れてもいい少し古いパソコンを使いました。

パソコンの電源を入れてソフトを起動させるまでに約2分かかっています。
そこにソフト上の経過時間を足したものがトータルの起動時間です。
案外粘ってくれたので、シャットダウンする直前からの動画になっています。
途中からProbeの警告メッセージが表示され、温度表示が赤くなっています。
心なしかロゴの回転がカクついているように見えます。

最終的に86度、トータル約6分で唐突に電源が切れました。

現在のCoreマイクロアーキテクチャーのアイドル時の消費電力は低いため、 案外粘ってくれるので、ソフトではある程度負荷がかかるようにしています。
と言ってもそれほど高負荷でもないし、普通に動画見たりゲームする方がよほど負荷はかかるでしょう。
ソフト内部では整数演算をふたつ(コア1・2と書かれたもの)、Direct3Dのロゴ回転、それぞれを別スレッドで動作させています。

Probeでの表示温度はCPU内部の温度よりも低いと言われているように、 思っていたよりも早く電源が切れました。
環境にもよるでしょうが、Probeで80度を超えたら落ちる寸前と思っていても良いでしょう。
もとより、60度台から警告が出ていました。

今回はCPUクーラーそのものを外していますが、 ヒートシンクに埃が詰まっている、4点の固定ピンのうちひとつが外れているといった場合でも、 それほど長時間使えずにいずれシャットダウンしてしまいます。
そのような場合や、極端に遅くなるのであれば、 一度CPUクーラーの状態を確認してみると良いかもしれません。












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