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おすすめのHDDをUSB接続にする商品 | パソコネ |
今回おすすめするものは、HDDをUSB接続にするための商品の中でも少し変り種です。
ハードディスクを内蔵せずにPCに接続する場合に、
SATA-USB変換ケーブルやUSB接続の外付けHDDケースを買う人も多いのですが、
まずこういう商品もあるということを知ってから、
いろいろと選ぶことをおすすめします。
その商品とは、HDDを丸ごとバックアップできるタイプのものです。
そんなのいらないから、安いSATA-USB接続ケーブルでいいや、と思うのは早計です!
こういった商品がどういう用途で使えるかを知ってからでも遅くありません!
今回はサイズのSCY-CLN01という商品で説明します。
2.5インチ3.5インチ両対応、USB3.0です。
もっとも基本的な使い方はUSBケーブルを接続し、外付けHDDとしての使い方でしょう。
単純にUSB接続の外付けHDDやケースを使う場合と比べて、
HDDの交換が楽
というのがおすすめする理由です。
HDDもたくさんデータを保存するとそのうちいっぱいになります。
その時にもう一度外付けHDDを買うのも勿体無いし、
かといってリムーバブルでないHDDケースを開けて交換するのも面倒です。
この手の商品は基本的にHDDむき出しで使うので、
その分取り扱い注意なのですが、
交換は簡単に行えます。
そして、本来クローン、HDDの丸ごとバックアップが目的なこともあって、
同時に2台まで接続可能で、
単純にUSB接続の外付けHDD2台分という使い方もできます。
本来のこの手の商品の使い方がHDDのクローンです。
ボリュームを丸々他のHDDにコピー、つまりミラーリングのミラーボリュームの作成のように、
簡単に複製が作れます。
SCY-CLN01では、HDDを2個接続し、前面のCLONEボタンを2回押すだけでコピーが始まります。
これにより、WindowsなどのOS、システムなどの複製はもちろん、大事なデータのバックアップ、さらに3箇所目へのバックアップも簡単になります。
単純にそれだけでも十分おすすめなのですが、
この機能をおすすめする理由は別のところにもあります!
まずOSのバックアップについて。
WindowsなどのOSは使えば使うほど遅くなるのは自然なことです。
そして、HDDは基本的には新しいものほど速くなっています。
(参考:HDDの容量と速度の関係)
つまり!
適当な間隔で新しくHDDを用意し、
そちらにボリュームコピーをし、
新しいHDDを使えば前よりも速くなります!
近年販売されていたHDDでは、500GBと1TB(共に1枚プラッタ)を比較すると結構な体感速度の差があります。
そして実際に500GBのHDDから1TBのHDDにボリュームコピーをすると、
Windowsの使用感は結構良くなりました。
これはかなりおすすめです!!!
2世代3世代など差が開くほど効果は期待できます!
プラッタ容量が増えたモデルが新しく発売された時などが狙い目、
外した物はデータ用に使うのがおすすめです。
次にデータのバックアップです。
写真や音楽はもちろんですが、
自分で作ったデータ、例えば絵や楽曲などのデータはすごく大切で、
消えたらホントに取り返しがつきません。
そのため、常々バックアップを取ることをおすすめしてますし、できれば3箇所目へのバックアップもしたいところで、
本格的に活動されている方にとっては欠かせないものです。
そういう方になると何台もHDDを持つことになるので、こういった簡単にHDDの交換ができる商品がおすすめです。
しかし機械はそのうち壊れるものです。
使い続けても壊れるし、一度使ったら保管していても勝手に壊れていることもあります。
しかもデータが多ければ多いほどHDDの台数は増えていきます。
そういう時に新しく容量の大きなHDDを用意し、
そちらにデータをまとめます。
3TBのHDDなら、1TBに分けて保存していたデータをひとつにまとめつつ、新品に交換するわけです。
しかし容量が大きくなり、大量にデータを保存していると壊れた時のショックは計り知れません。
そこで!
同じ容量のHDDをもう一台用意し、データをまとめたあとに丸々複製します。
こうすることで大事なデータが入っているHDDを新品に交換しながら、バックアップも簡単にできるわけです。
まず、こういった商品はなぜか製品サイクルが短いため、すぐに生産中止になります。
そのためこうして紹介した物がすぐに買えなくなってしまいます。
ただ大体は、いつの時代もどこかのメーカーが販売しています。
今回紹介したのはサイズの商品ですが、現在(2014年7月)すでに出荷は終わっているようです。
他にはノバックやセンチュリーも販売していました。
仮に今買えなくても、そのうちまたどこかが販売するでしょう。
使用上の注意ですが、クローン元とクローン先は間違えないようにしましょう。
バックアップのつもりが空のHDDをコピーしてしまったらどえらい事です。
また、ミラーリングやソフトウェアでバックアップイメージを作る時にも言えますが、
失敗する時もあります。
いずれにしてもコントローラーやソフト、システムがパニクって、
わけの分からないデータを書き込む時がごく稀にあります。
ですので、本当に大切なデータのクローンを作る時は、
他の場所にも複製を作っておくべきです。
その場合は、手作業でデータをコピーするのがやっぱり安全です。
すでに取ってある場合はその後クローンを作るのも安心できます。
クローンを作る時はHDDの容量にもよりますが、基本的にクローン元の容量丸々コピーするので、相当時間がかかります。
といってもバックアップを取りたいHDDを使わない時であればいつでもいいので、
帰ってきてすぐとか、寝る前とか、出かける前とかに開始しておけばそのうち終わっています。
いかがでしたか。
こういった商品をおすすめする理由が伝わったでしょうか。
値段で言えばSATA-USB変換ケーブルの方が安いのですが、
この手の商品は持っていれば必ず使う機会がある、というところがおすすめする理由です。
USB接続の外付けHDDを持っている人は多いのですが、こういう商品を持っている人はすごく少ないです。
それは単に知らないからだと思います。
単純に外付けHDDとして使うつもりでも、持っていないのであれば、まずこういう商品を使うことをおすすめしています。
個人的にはリムーバブルフレームにつぐ必須アイテムだと思っています。