パソコンのメモリってどれくらいの静電気で壊れるの?





パソコンのメモリってどれくらいの静電気で壊れるの?


メモリの写真
・ 上がデスクトップ用、下がノート用のメモリモジュール

自作パソコンの組み立てを自分でする人なら誰でも知っている事が、「メモリは静電気に弱い」と言うこと。
だから組み立て前やメモリを触る前には鉄などを触って、体に帯電している静電気を放電する必要があります。
でも実際にどの程度の静電気でメモリは壊れるのでしょうか?
服を脱ぐ時のパチパチと言う程度、車のドアを開ける時のバチッとくるほど痛い静電気など様々です。

それでは実際に実験をしてみましょう。
静電気の強度は身近にあるものからいくつか考えてみました。
・ そのまま触る
・ 下敷きを頭にこすりつける
・ 箱に入っている大きな発泡スチロール
上から順に、静電気がショートした時の痛みは増します。

今回使うメモリは過去に使われていたいらないメモリで、正常動作することを確認しています。
壊すのが前提なので使っているメモリで実験するのはやめましょう!

静電気はショートした時に音がするので、部屋の中はなるべく静かにして音の大きさも確認します。

それでは1番目の「そのまま触る」から試してみます。

メモリに触れるとショートしたのか分からない程度の痛みを感じました。
痛みと言うより触った感触くらいしかありません。
音もしたような気がする程度です。
録音しておけば良かったですね。

ではこれで動くかどうか試してみます。
もともと付いていたパソコンに取り付け電源ON!

・・・動きません!!!


終了。


まさかの実験ひとつめで終了です。
ということで分かったのは
「メモリはほんとに静電気にむちゃくちゃ弱い」
と言うことでした!


USBフラッシュメモリも静電気に弱いの?
多くの人が使っているキー型のUSBフラッシュメモリですが、これにも不揮発性ではありますがメモリが載っているため静電気に弱いのは当然なのですが、 こういった商品は使う側のユーザーが初心者を含めた不特定多数で、特にPCハードウェアや半導体の知識を持っているわけではないので、 規格内で静電気に対して強い事が盛り込まれているため、静電気によって壊れる事はそれほどありません。

ただそれは日常生活における程度の静電気なので、意図して強い電圧をかければ壊れるのは目に見えています。












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