パソコンの静音化と冷却の両立 | パソコネ


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パソコンの静音化と冷却の両立

パソコンを静音化したいと思っている人はすごく多いようです。
でもパソコンといえば熱によって寿命を削っていくと言ってもいいので、単純に静かなファンに交換するだけの静音化はパソコンにとって危険です。
ここでは冷却を踏まえつつ可能な限りパソコンを静音化できる方法を紹介します。


パソコンのケースファンを交換して静音化

パソコンのケースファン
・ 左から8cm、9cm、12cmのケース用ファン

やはり最もお手軽な静音化の方法はパソコンに付いているファンをより静かな物にに交換することです。
ただ冒頭でも触れたとおり、単に回転数の遅いファンに交換すると風量が下がり、パソコンの冷却に不安が出てきます。
この場合まず考えたいのは風量を確保しつつ静音化するで紹介している方法です。
これで静音化しながら風量アップしているので、更に静かなファンに交換しても以前と比べれば風量が維持できます。
また、径は大きい方が風量を上げつつ静音化できるので、付けられるなら大きなファンに変更したり、大きなファンが付くようにします。

次に静かなファンの基準ですが、この「静か」というのはその人自身の感覚なのでなかなかこれがいいとはいいにくい物です。
そこで、とあるファンをパソコンに取り付け、何人もの人に気になるか聞いてみました。

取り付けた場所 PCケース背面
ファン径 8cm
電流値 0.08A

商品としては「静音」を詠っているものです。
PCケースは同じ商品が重複する場合もありましたが、ほとんどの場合はバラバラです。

「うるさい」「気になる」「聞こえる」「静か」の順番に聞いたところ、「気になる」と「聞こえる」のほぼ半々に別れ、わずかに「気になる」が多いという結果になりました。
ただこれはパンチ穴を切り取っているわけではないので、パンチ穴を切り取ってしまえばもう少し静かになると思います。

この事から8cm角のケースファンの場合0.08Aでは静かとはいいがたい事になります。
聞こえないほど静かにしたいということなら、それ以下の電流値の商品が選択の目安になります。


静音化の定番、ファンコントローラー

パソコン用ファンコントローラー
・ 左がコントローラー付きのファン、右が5インチベイ用ファンコントローラー

手持ちのファンの静音化には、ファンコントローラーが定番となっています。
商品によって、全てのファンをひとつのボリュームで調整する物や、ひとつひとつ独立して調整できる物などのほか、ケースファンそのものにコントローラーが付いている物もあります。

この場合も過度に回転数を落としてしまうとパソコンの冷却に不安が出てくるので、極端に回転数を下げる場合は通風孔をぶち開けようなどのように、ファンの個数を増やすことも考えたいところです。

ファンを増やすとうるさくなると思う人もいますが、風量が同じであればうるさいファンひとつより、静かなファンが複数付いているパソコンの方が静かに感じます。


CPUクーラーを交換して静音化

CPUクーラー
・ サードパーティー製の静かで強力なCPUクーラー

パソコンやCPUに付いている純正品のクーラーでは、特に負荷をかけた時にとてもうるさくなってしまいます。
自作ユーザーの多くは初めからCPUクーラーをサードパーティー製に変えていて、その理由は「良く冷やすため」以外に「静かになる」ということがあります。
多くの場合は冷却能力が同じ程度でも静かになります。
サイズやクーラーマスターなどのメーカーが有名です。


PCケースの振動を防いで静音化

パソコンの静音化でとても効果がありながら、あまりされていないのがPCケースの振動防止です。
例えばHDDについて、「このメーカーのHDDはうるさい」というようなことがあっても、ほとんどの場合はPCケースが振動しているため、うるさく感じるのです。
これはファンについても同じで、振動するパーツが付いている以上、必ずPCケースにも振動は伝わっています。
振動と言うとビビビビというようなビビリ音を想像してしまいますがそうではなく、ムォ〜ンという共鳴音のような音、つまりファンのような音が発生します。

解決方法は振動防止シートなどをサイドパネルをはじめ、あらゆる箇所に貼り付けることで静音化できます。
この振動防止シートは一時期パソコンパーツショップなどで良く見かけましたが、最近はあまり見なくなりました。
これは少し重いものであればなんでも効果があるので、ゴムのシートやテーブルにかける保護シートなどでも代用が効きます。
また、効果は下がりますが、お手軽な方法としては「磁石」を付けるだけでも効果があります。
ホワイトボードや冷蔵庫に付けているような磁石でも効果があるので是非試してみて下さい。
ちなみに、アルミケースは放熱性も良くおすすめではあるのですが、お手軽でなおかつ効果がある磁石を付ける方法が使えないのが残念なところです。

もしこれからPCケースを購入するのであれば、良質な物を選んでおけば初めから振動については随分静かになります。


ケースファンにブッシュを入れて静音化

ゴムのブッシュ
・ 左が中間に入れるゴムのブッシュ、右がゴムのみで取り付ける部材

ケースファンは通常PCケースに直接取り付けますが、この間にゴムや樹脂のブッシュを挟みます。
こうする事でPCケースに伝わる振動を抑えることができるので、特に安価なPCケースを使っている場合には静音化が期待できます。
なによりお手軽でなおかつほとんどお金がかからないところがおすすめです。

このブッシュはパソコンパーツショップなどで売っている場合もありますが、ホームセンターなどでも購入できますし、極端なものでは厚紙などでも代用できます。
もちろん「振動防止」などと言った物ほど効果があります。


HDDにブッシュを入れて静音化

これも上記と同様、HDDの取り付け箇所にブッシュを入れることで静音化できます。
ただこれはもともとそういったPCケースであれば別ですが、普通のPCケースではなかなか取り付けが面倒です。
上手くできそうであればやってみる価値は十分あります。

どうしても無理だけどブッシュは付けたいという場合は、5インチアダプターを使う手があります。
3.5インチのHDDを5インチベイに取り付けるアダプターです。
これであればHDDをアダプターに取り付ける部分にブッシュを挟めます。


HDDをケースに入れて静音化

HDD静音化ケース
・ アルミ製のHDD静音化ケース。放熱の為片側はヒートシンクとなっている

冷却面から言えばおすすめ出来ませんが、HDDを静音ケースなどに入れると静音化できます。
ケースに入れることでHDD自身の回転音やシーク音を押さえる事ができますし、更にPCケースに伝わる振動も抑えられることになります。
商品によっては取り付け部分がブッシュ付きのものもあります。


電源ユニットの交換や改造で静音化

パソコン用電源ユニット
・ 左が8cmファン、右が12cmファンの電源ユニット

ほとんどの場合パソコンの電源ユニットにはファンが付いています。
最もお手軽な方法は電源ユニット自体を静音を謳うものに交換することです。

中には静音化のために電源ユニットのファンを回転数の低い物に交換しようと考える人もいるようですが、全くおすすめできません。
パソコンの電源ユニットは電圧変換の際に大量に熱を発生させるので、冷却が不可欠です。
近年ではうるさい商品が売れにくい傾向にあるため、多くの電源ユニットは以前と比べると随分静かになっています。
ただそれで十分な冷却ができているかというと、必ずしもそうとはいいきれないため、より静かなファンに交換するということは更に寿命を縮めることになってしまいます。

パソコンの電源ユニットにファンが付いている以上、やはりこれもPCケースへ振動が伝わります。
ファン自体が静かでも意外に振動しているので効果があります。
これもネジ取り付けにはブッシュを挟み、電源ユニットがPCケースに接触する部分にゴムシートなどを挟みます。
電源ユニットは主に底面の両サイドがPCケースに乗るように接触するので、ユニットの底面角にゴムシートを貼るだけでも良い場合もあります。


※ 電源ユニットの中は高電圧となっているため大変危険です。知識無く分解するのは絶対にやめて下さい。

電源ユニットを改造するのであれば、風が流れるように吸気と排気それぞれにファンを付けることで風量を上げれば、ひとつ当たりの回転数を落とすことができます。

また、排気部分がパンチ穴の場合切り取ってしまうと効果があります。
ファンガードが付いている商品も多いのですが、少しでも静音化したいのであればファンガードを取ってしまい、ダクトを付けると効果があります。
車やバイクのサイレンサーのように、ダクトを付けることで風量を比較的維持しながら静音化できます。

繰り返しますが、電源ユニットの改造はとても危険です。知識無くカバーを開けない、もし開けるのであれば自己の責任の下行うようにして下さい。


PCI用ブロワーファンを付けて風量アップ

PCIExバスに取り付け、パソコン背面から排気するプロワータイプの商品があります。
これは特にヒートシンクのみのVGAカードを付けている場合や、チップセット近くに配置できる場合に効果があります。
商品によってはとても静かな物もあり、それでいて熱源近くから排気させると電源ファンやケースファン以上に熱い風が出てきます。
全体的にファンの速度を落としてパソコンを静音化した場合で、冷却に不安がある場合に検討してみるといいですね。


パソコンをケースに入れて静音化

どんな小細工をしようともこの「パソコンその物をケースに入れる」方法が最も静音化できます。
しかし、丸ごと何かしらの箱に入れてしまうと吸排気ができないため無謀です。
比較的お手軽でおすすめなのが、背面と底面が開いている木製などのカバーをかけることです。
これだけで随分静かにすることができます。
前面下部には吸気用の穴を開けておき、背面は壁のない状態にします。
カバーの奥行きがあるほど静かになります。
ただこれでも放射熱などがカバーの上部に溜まるので、上にも通風孔を開けたりファンを取り付ける方が安心です。
前面にはフロントベイへのアクセスのために扉を付けるといいですね。



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