ビデオカード(グラボ)のメンテナンス | パソコネ





ビデオカード(グラボ)のメンテナンス

自作パソコンを使っているユーザーの中には、特にゲームや3DCADなどを快適に動かすために、強力なビデオカード(グラボ)を使っている方も多いでしょう。
しかしながら、グラボのメンテナンスをするという人は意外なことにかなり少数派です。
強力なものになればなるほどメンテナンスは欠かせませんし、メンテナンスをしないと極端に言えばいずれ壊れます。
作業はとても簡単なうえ、グラボ自体の取り外しも楽なので、この機会に是非やってみて下さい。
※ グラボにもメモリが搭載されています。
 触る前に必ず静電気を放電して下さい。


メンテナンスといっても単にホコリの除去です。
ここで対象とするのはブロワーファンを搭載したモデルです。
多くの場合、ミドルクラス〜ハイエンドクラスはブロワーファンとなっています。

グラボの見た目
・ パッと見ただけでは少しホコリが付いてる程度で大丈夫そうなのですが・・・。

グラボのカバーを開けたところ
・ カバーを開けるとビックリ!GPUへ送風するはずのところにホコリがビッシリ!

ホコリが詰まった様子
・ ホコリが絨毯かスポンジのように詰まり、ふさいでいます。


・ つまんで取れるほどです。

写真を見れば一目瞭然ですよね。
メンテナンスをしないとこうなり、まともに排気できなくなりいずれ壊れるわけです。

カバーは多くの場合ネジで止まっていますが、中には爪や爪とネジといった物もあります。

ここまで来るとホコリは手で掴んで取れるので、取れる物は全て取ってしまいます。
普通はここまでにはなっていないので、エアダスターやブラシなどを使って、ヒートシンクに引っかかっているホコリや、入ってしまったホコリを除去します。

あとはカバーを閉めて元通り組み込むだけです。

どうしてもカバーが外せない、外したくない場合は、カバーを付けたままエアダスターで除去できなくもないです。
その場合は排気口から空気を入れます。
しかし、写真ほどにホコリが詰まっている場合はそれでは取れないことも良くあります。
詰まっているかどうかさえも分からない場合は、ファンのところに懐中電灯で光を当て、排気口から覗き込みます。
スイッチオンオフを繰り返すと光が確認できるのですが、完全に詰まっている場合は光が見えなかったり、薄かったりします。
完全に詰まっているのが確認できた場合は、ある程度カバーを壊しても外してホコリを除去したいので、ピンセットや細いドライバーなどをファン側からそっと入れて、ある程度取ることは可能です。
完全に取れないのが難点ですが、詰まっているよりはよほどマシです。

今回はブロワーファンタイプのグラボを対象としましたが、ファン付きのグラボは大体似たような傾向があって、特に小さなファンが付いているグラボになると、 ヒートシンク部分に溜まったホコリがファンに接触し、止めてしまうことも良くあります。
ファン付きタイプでファンが止まってしまった日にはいずれ壊れるのが目に見えています。


いずれにしてもファン付きのグラボを使っているのであれば、数ヶ月に1度くらいは状態を確認したり、メンテナンスをすることをおすすめします。












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